損して得取れは配車マンにも有効
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

その仕事聞いてるよ、って話聞いたことありませんか?損して得取れ案件かもしれませんよ、それ。
仕事は回る
取扱の仕事をしているとそれ聞いたことあるな、という事がたまにありますよね。大体積み地や降ろし地で、あの辺はあの業者が強いなというのが配車マンの頭にあるので、得意そうな行程の仕事というのは集まってきやすいです。
例えばこんな感じ。
「たろーさん、〇〇から〇〇までって仕事聞いたけど出来る?」
「あー、さっきそれ聞いたわ。いくら?」
「〇〇円」
「それだと別で聞いた方が1,000円高いなー」
「そっかー」
こんな感じ。間に業者が何社か入ることで運賃が1,000円ずつ安くなっていくのはこの業界ならではですね。この場合は、今話している業者もどこか間を経由しているので、最初に聞いた運賃よりもうちに提示している運賃が安くなっているということです。
損して得取れ
では、損して得とれとはいったいどう言うことでしょうか?この件で言えば、今電話をかけてきている業者から仕事をもらうということです(その仕事が出来るなら、ですけど)。
「まぁいいや、その仕事やるから取ってきてよ」
「え?うちじゃなくて、他で聞いてる業者からやった方が運賃いいんじゃないの?」
「まぁでも1,000円しか変わらないからね。その聞いた会社は俺あんまり好きじゃないから、〇〇さんからもらいますよ」
「マジかー、ありがとー!じゃあ取ってくるわ」
と言う感じですね。1,000円の利益と引き換えに、一緒に仕事していきたい業者との信頼を買ったというところです。のちに仕事をたくさんもらえるようになるなら、目先の1,000円なんかより信頼の方が価値があると言うことです。
これが損して得取れってことですね。
仕事を渡すときも有効
これはこっちが仕事を振る時にももちろん有効です。例えば、
「たろーさん、〇〇から〇〇らへんに行きたいんだけどなんか仕事ない?」
「あー、さっき〇〇から〇〇って仕事があるって聞いたよ」
「え、マジで取ってきてよ!」
「〇〇さんが探してたから直接もらってきなよ。俺が間に入ると利益少なくなるからさ」
「え、いいの?ありがとう!じゃあ電話してみるわ」
こんな感じです。これはお互いが知ってる荷主の時にしかできませんが、多少なりとも利益が削られるのを考えると、直接仕事を受けた方がいいのでそう促しているわけですね。
数万円の売り上げと引き換えに、信頼を勝ち取った例でもあります。まぁ、間に入るとトラブルがあった時にめんどくさいことになる、という打算もあったりなかったりですが笑
ここで切り返して、
「たろーさんから貰いたいから間に入ってよ」
というのもアリですが、間に入るとその分電話回数のロスで仕事を取り逃がす可能性もあるので、その辺は臨機応変に対応ですかねぇ。
損して得取ろう!
仕事をしていてなんとなく思いついたのでネタにしてみました。配車マンをやってる人なら割と使ってるテクニックではあると思うので、新人さんはマネしてみてはいかがでしょうか?
注意事項を守ろう!仕事なくなっちゃうよ…
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
皆さん、誘導ちゃんと頑張ってますか?今日は注意事項をちゃんと守ろうね?というお話です。

電話連絡をしなかったせいで…
先日こんなツイートをしました。
必ず荷主に電話してから入場してね。
— 配車マンたろー@物流 (@haisyaman_taro) 2020年11月20日
そう言っても守らない乗務員は守らないんですよ。
そのおかげで定期の仕事が一つ飛びました…。とほほ。
前日に乗務員に行程を伝え、指示書を持たせ配送に出かけてもらいました。注意事項は、積み地に入る前に電話してから入るように、ということ。
しかし、その乗務員は電話するのを忘れて積み地に入場。電話連絡をもらってない積み地は激怒し、定期でもらっていた仕事だったのですが、うちには仕事を渡すなという御達しが出てしまい、定期案件終了と相成りました…。
月間で40万の損失です。電話をしなかっただけ、なんですけどねぇ…。
注意事項には意味がある
なぜ注意事項があるかというと、それには意味があるからだと理解しなければなりません。電話をしてから入場しなければならないというのは、そうしなければならない理由があったのでしょう。
のちに聞いた話によると、積み地は狭くトラックが2台以上入れない場所だそうです。しかも、一度入ると容易に切り返しができないので、3台目が入場するとバックで退場しなければならないとのこと。
つまり入場制限をかけてるということですね。
積み地としては何度も同じようなことを指摘しているので、いい加減ムカついて我々が入ったときにそれが頂点に達してしまったんでしょう。
意味もなく注意事項というのはありませんから、言われたことはきちんと守って運行するようにするのが必要です。
なぜ注意事項を守らないのか?
さて、ここで疑問なのが、なぜ注意事項を守らない乗務員がいるのか?ということ。
これ二種類に分けられると思います。
- 守ろうとしているが守れなかった
- 守ろうとすらしてない
守ろうとすらしてない、というのは乱暴な言い方ではありますが、実際乗務員の中には積み地で荷物を積んで、降ろし地で荷物を降ろせばいい、というシンプルな考えだけで行動する人も中にはいるんですよね。
こういう方は結構な頻度でトラブルを起こしますし、周りからもトラブルメーカーと思われてる節があります。こういう人がどうなるかというと、なんの連絡もなんの注意事項も必要ないちょっと単価の安い仕事をずっとやってもらう、という解決法でどうにか運行させることに多くはなっているはずです(笑)
これで自分は問題も起こさず仕事をしている、と思ってる人もいたりしますが…。
守ろうとすらしてない人というのは、ある程度問題を起こしたら会社が対処することになるので、とりあえず今回の件では放っておきます。
問題なのは守ろうとしているが守れなかったパターンの場合。
守れない事例
守りたくても守れないってことも中にはあると思います。
だいたい3パターンかなー、考えられるのは。
忘れてた
実際これが一番多いんですけど(笑)
指示出した段階では覚えてて、朝出発する時も覚えてたんだけど、ナビに住所セットしてご機嫌で運転して積み地についた結果、そのまま入っちゃったとか。
そもそも指示自体を寝たら忘れたとか。
これはもう正直防ぎようがないんですよね。指示書に赤文字で書き込んでおくとかもありますが、結局住所入れた後に指示書見なかったら意味ないですからねぇ。
忘れないでくれと願うばかりです(笑)
テンパってる
これもよくあるパターン。
例えば、時間指定があって時間ギリギリだった場合、時間を優先するあまり電話することを疎かにしてしまい、そのまま入場しちゃうとか。
一個前の配送でドジっており、精神状態が不安定になっていたとか。
キツめの行程を組んでいたりすると、テンパる可能性があるので気をつけないといけません。キツめの行程はやり慣れた仕事で組むべきですね。
携帯忘れた
最近はあまりなくなりましたけど、これもそこそこありますよね。特に携帯電話を常時持ってることに慣れてない高齢ドライバーなんかにありがちです。
60超えた乗務員も少なくない業界ですから、業界あるあるなのかな?とも考えられます。携帯忘れはどうしようもないので、対策を考える必要があるでしょう。
慣れ
これはあまりないんですけど、定期で仕事をもらってると、乗務員がその仕事に慣れてしまい、お客さんとも仲良くなっていき、なぁなぁで仕事をし始めるパターンも。
これはほとんどないので、気にする必要もありませんが、ずっと同じ人を定期に仕事に投入している場合は気を付ける必要があるかもしれませんね。
色々ある注意事項
さて、そんな注意事項ですが、代表的なものを紹介しようと思います。
時間指定
これはもうお馴染みですね。注意事項に分類されますが、これを気にしない乗務員はほとんどいないでしょう。たまーに、積み置きだから何時に行っても大丈夫だろうと時間指定を気にしない乗務員もいたりしますが、倉庫も従業員が働いている以上、あまりにも遅い積みはないはず、というのはちょっと考えたらわかると思うので…。
時間指定は意識しましょうね。
全ラップ指定
荷物を積む前に、全てのパレタイズされている商品にラップを巻いて欲しいというもの。これは飲料系に多いんですけど、荷崩れ防止のためにやることが多いです。大体ラップを巻かないと積んでもらえないはずですが、中にはラップ巻きをしなくても積んでくれるところもあったりで、それで出発したりしちゃうと結構めんどくさいことになります。
ちなにみこれ、メーカー側がダンボールの素材を滑りやすい物使ってたりするから指定が来ていると思ってます。おそらくですが、滑りやすい材質の方が安い??
いずれにせよ、ラップは運送会社の負担であることが慣例ですので、見方によっちゃ運送会社に事故予防の費用を負担させてる、と捉えられなくもないよなーと思ってます。
伝票取り
これは注意事項というか、伝票が別の場所にあるから立ち寄ってねというやつですが。これも注意事項といえば注意事項でしょう。
事務所と積み地が違う場合に注意事項として言われることが多く、場合によっちゃ積んでから伝票とっても大丈夫なこともありますが、結構事務所の方が早く閉まったりするので、やはり先に伝票はもらったほうが安心です。
積み地にばかり気をつけてて忘れちゃうパターンが多いです。
積み地に電話しない
これは定期で終わった仕事とは逆パターン。乗務員さんの中には、積み地に電話して場所を直接確認する人もいます。大抵は大丈夫なのですが、中には電話NGの得意先もあるんですね。指示書にはかいてあるパターンが多いのですが、それで昔からやってきた乗務員はかまわず電話をしてしまいクレームに、というのはよくあるパターン。
電話してクレームになることもあるので、電話番号を載せてない指示書も最近は多いです。
でもそういうのに限って、乗務員はネットで検索して電話番号調べて電話しちゃうんだよなー(苦笑)
潔く配車マンに電話して確認してもらって欲しいですね…笑
兎にも角にも注意事項は守りましょう
グダグダ説明してきましたが、とにかく注意事項は守りましょうということです。
こればっかりは、守ろうとしないと守れません。システムを色々導入したとしても、忘れちゃったら守れないんですよ。積み地や納品先に近づくとスマホから、
「電話してから入るんやでー」
みたいな警告が出ればいいのにね笑
…電話忘れたらそれも無理なんですけどね…。
恐怖の事例!誤納品について考える
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

配送において誤納品というのはどれだけ対策をしても起きてしまう物流事故なのではないかと思います。
先日お客さんと話していた時も、
「この前、○○(大手宅配業者)にお願いしていた配送なんだけど、全然違うセンターに誤仕分けで行っちゃったらしくて、時間指定間に合わないって連絡あってさー。仕方ないから赤帽使って取りに行ってもらったよ」
なんていうお話も聞いたところです。
誤配が重大なトラブルに
メーカーとやりとりをしていると、うちで起こした事故じゃなくても情報共有として事故事例が回ってくることがあります。私が聞いたかなり大きいトラブルに発展した事例としては、工場に間違った原料を納品してしまい、しかもそのままその原料を使って商品を作ってしまったというもの。
訴訟問題の大きなトラブルになったという話を聞いたことがあります。
厳密に考えれば誤配したあとの処理で何かが起きても、検品を対面で行い受領書をもらっていれば運送側の責任ではないはずですが、そもそも誤配をしなければこんなことにならなかった、という荷主側の主張もその通りではあり、泥沼化することが確定的と言えるでしょう。
どちらにせよ、誤配を絶対にしないという対策が運送側に必要なのは間違いありませんので、日々物流会社は改善に取り組んでいるわけです。
誤配の事例
私も色々な業界に精通しているわけではなく、食品とか飲料系しか知識がないので偏った事例になるかと思いますが、こんなことがありましたとか聞いたものを公開してみたいと思います。
工場への誤配
先ほども書きましたが、工場への原料の誤配がその昔ありました。
違う原料で商品を作ってしまったため、新商品ができてしまったという笑えない話をよく聞かされたことを覚えています。
工場の場合、原料を待っていて到着したものをそのまま使ってしまうというパターンも大いにあり得るので、こういう事故は起こりやすいのかな?と個人的には思ってます。まぁ、使う前にそもそもその原料があってるか確認するマニュアルは無いの?とも感じますが…。
いつも同じ原料しか使ってない工場とかだと、届くのは同じものという認識なのかもしれませんね。
問屋への誤配
これも上記の工場系と被るのですが、問屋へ誤配してしまった商品があり、その商品をそのまま工場へ届けてしまい商品事故に発展したケースもよく聞きます。
この場合、問屋というワンクッションがあるため、どこに責任の所在があるのかめちゃくちゃ難しくなるケースではあります。まぁ、普通に考えたら誤配の誤配した問屋が悪いだろということになるわけですが、メーカーとしても問屋と揉めることは商品を買ってくれなくなるリスクもあるので、慎重に対応をしなければならないわけで。
これも結構揉めるんですよねー。正直携わりたくない案件です…。
商品テレコでの誤配
上記はそもそもの持ち出しを間違えてるパターンですが、商品テレコで誤配というパターンも結構な頻度で起こります。
同じようなパッケージの容量違いや、成分違いでA店とB店の納品を間違えて行ってしまうというタイプ。
私は食品系でよく出会うのですが、食品系のセンターってバーコード検品が主流です。で、そのバーコードって何種類かあるんですけど、外装についているバーコードと商品についているバーコードって違うんですよね。検品中に、外装のバーコードじゃ通らないけど、中身のバーコードなら通るというパターンもたまにあってですね…。
外装バーコードで通らないから、商品バーコードで検品するか、と言って勝手に外装を開けちゃうセンターの人もいるんですよ。で、それが商品テレコだったためにもちろん中身でも通らず…。
外装を開けてしまっているため、商品テレコに気づいても実際に納品するべきだったセンターでは、開封済みの商品は受け取れないと伝票訂正になり、誤納品の事故として処理されてしまうというタイプの事故も。
品番と伝票をちゃんとチェックして納品すれば、防げる事故ではあるんですけどねぇ。商品に慣れた乗務員がやりがちな事故であるとも言えます。
誤配をどのように防ぐのか?
このように、誤配することによって後々に響く重大なトラブルが発生することが少なくありません。
誤配したくてする人はいないと思いますが、誤配が完全になくならないということを認識してどうやって防いでいくかを考えていかねばなりません。人の手が介する限りは、完全になくなることはないんですけど(機械を導入したって完全にはなくならないし)。
バーコードの活用によって、以前よりは格段に誤配や誤検品は減っています。しかし、そこから一歩踏み出て誤配をなくすにはもう少しITの進歩が必要なのかなーと個人的には思ってます。人間が出来ることはほぼやり尽くしたと言っていいんじゃないでしょうかね。
頭の良い人、何か良い案はありませんか?
個人的な誤配撲滅案
ちなみに、私が思う誤配撲滅のIT技術ですが…。
- RFID
- 画像認証
このどちらかかな?と思ってます。
ただ、RFIDは製造段階からやらなければ意味がないのでメーカーの負担に、画像認証は精度的な問題があってまだまだ実用的であるとは言えません。
コスト的には画像認証が一番なんですけどねー、カメラだけで済むし。人間の目で検品するよりも確実だし。BtoCだと画像認証だと厳しいかもしれませんが、BtoBだったらいけると思うんだよなー。どうなんでしょうか?
しがらみが多い物流会社
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
物流会社ってしがらみが多い体質なんですよね。

横のつながりが強い物流会社
ある程度大きい会社になると、物流会社の配車マンは順序立てて昇進していくことが多いかと思います。配車の仕事というのは義理人情が非常に大事で、人から人へ仕事が流れていくものですから、上司がかつて配車マンだったころに付き合っていた配車マンというのはお世話になることが多いですよね。
その上司や、上司と同じ年代に配車をやっていた人たちが順当に出世していくと、今度は一本一本のやりとりではなく、大きな仕事のやりとりに変わっていきます。
これが横のつながりが強くなる理由です。小さい会社ですと、配車担当はずっと配車マンのままであるとか、新人が入ってこないから継承する人がいないという感じなので、残念ながら大きな仕事のつながりにはなりにくいです。もちろん上司の頃に付き合っていた運送会社などは、世代を超えて優遇されることもありますが…。
上司の顔を立てる必要性?
また、上司がお世話になっていた会社だと、現在の配車に無理な仕事が降ってくることもあります。
「○○の仕事受けといたから、やっといて」
こういったやりとりがあるのも、昔からのしがらみがあるってことですね。
もちろん、断ることもできるでしょうが、その上司があなたの尊敬する上司であるとするならば、なかなか無下に断ることもできないでしょう。
後々大きな仕事のくさびになることもあるので、無理のない範囲だったらやっておくに越したことはないのかなーと個人的には思いますね。
転職や会社立ち上げ、OBの存在などなど
こちらもあるあるですが、転職して別の会社に行った配車マンが仕事をくれたり、あるいは仕事をクレクレ言ってくることもあります。他にも、会社を新規で立ち上げした先輩や、勇退していったOBが顧問を務める会社からの依頼などなど…。
しがらみを上げたらキリがないのですが、大きい物流会社に仕事がバンバン舞い込んでくるのもこういう仕組みがあるからだと言えるでしょう。
新しい技術を発明したとか、確信的なサービスを発見したとか、そういう業界ではないので、人との繋がりが仕事になるわけです。この辺が、配車マンは貸し借りで動くという所以です。海外の仕事とかだとこういうことはあまりないでしょうかね?もっとドライな関係なのかもしれません。
会社を成長させ、仕事を増やそう
このように、物流業界はしがらみが多い世界であります。
その仕組みがあるからこそ、大企業は仕事によくありつけるし、中小企業にはなかなかいい話が回ってこないということでもあります。
会社を毎年少しづつでも大きくし、新陳代謝を繰り返していくことこそが、新たに仕事を享受出来るようになるポイントなのです。
風通しの良い職場って?
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
いい職場の特徴として言われる、風通しの良い職場ってなんでしょうか?

風通しの良い職場になれば全てがうまくいく
私が思う風通しの良い職場って言うのは上司部下に関係なく、誰にでも何でも自分のやりたいことや職場の不満や改善点を口にすることができる職場のことです。
そんなの当たり前じゃんと思うかも知れませんが、結構出来てない職場って多いんですよ。
上司と部下の関係性
上司は、
「なんか問題とか不満があれば直接言ってこいよ!」
と言う人がいますね。しかし、実際に不満や問題を上司に相談すると、
「それはしょうがないから我慢しろ」
とか、
「制度的に無理」
とか、明らかに対応する気ないだろ?という対応が返ってくることがありますよね。
こういう上司の対応が、部下からすると、
「どうせ相談しても何も解決しない」
という思いになり、結果として何も相談してこなくなるということになります。つまり風通しが悪くなるわけですね。
逆に、部下が個人的な不満や文句を上げまくるのもよろしくないでしょう。上司も同様に、
「あいつは文句ばかり言ってくる」
と、特定の社員を煙たがるようになります。聞いているのに聞いてない、そんな状況ですね。
上司の顔色を伺う?
風通しの良い職場を形成する上で、上司の対応は大事になってくるかと思います。上司が気分屋で、機嫌がいい時は問題ないんですが、機嫌が悪い時に何も言えなくなるというのはよろしくないでしょう。
機嫌が良くても、不満を伝えることによって機嫌が悪くなる可能性があるから言わないとか、こういう状況では職場が良くなるわけありませんよね。
例えば、ああしたらいいのに、こうしたらいいのに、みたいな意見を仲間内でしていたとして、上司に相談してみなよ?と言った時に、
「でもどうせ聞いてくれないし」
「どうせ変わらないし」
という言葉が出てくるようでは注意が必要だと思います。
また、上司の顔色を見て仕事をするなんて関係ない、それで生産性が落ちてるのは本人のせいだ、という人もたまにいますけど、それも私は間違いだと思います。逆に、そう言うふうに言う人こそが、職場の雰囲気を悪くしている元凶ではないでしょうか?
自分はできるから関係ないというのは、上に立つ人のマインドではないですよね。
みんな意見は持っているもの
多かれ少なかれ、人は意見を持っているものです。それを状況によって出せるか出せないかは本人の性格によるかと思いますが、普段意見を言えない人が言えるような環境というのが風通しの良い職場だと思います。
もちろん、対応できることと対抗できないことはあります。ただ、その意見を問題として検討しているかどうか?というのは、結構敏感に感じ取れるものです。あいつは口だけだよな、みたいなのが広まるのはそういう対応の差だと思うんですよね。
結局、人は自分の目の前のことしか把握でできません。周りからの情報があってこそ、状況を把握できるようになるのです。些細な情報を吸い上げられるかというのは、日頃の関係性が大切なんですよね。
上司にあたる人は、風通しの良い職場を目指して運営していってもらいたいものです。
乗務員から配車マンになるのをオススメしない理由
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
物流業界にいると、配車係ってめちゃくちゃ人気がないポジションなので、割と人手不足感があります。運送会社の配車マンが辞めるとなると、誰か代わりの配車マンを採用しないといけないわけですが、そんなに都合よく配車マンが面接に来るとも限らないので、大体内部昇格で配車係が誕生することが多いわけですが…。
これが思った以上にうまくいかないんですよねー。

乗務員から配車係へ
運送会社社長の考え方としては、配送もやってたし現状の運送の状況についても詳しいだろうということで乗務員を配車担当に昇格させることが多いわけですが、本人にやる気がない場合は失敗に終わる可能性が多い。
というのも、配車係の難しいところって人間関係なんですよね。これで精神やられてやめていく人が多いので、よほどタフか何も気にしない人か世渡り上手じゃないとやっていけないポジションなんですよ。
急に知らない会社に電話して仕事を取ってみろと言われても難しいと感じる人が大半じゃないかと思います。また、荷主に対してもそうでですが、乗務員に対しても指示を出さないといけませんよね。今まで自分で走ってきた分、どの仕事が大変な仕事か、どの仕事が嫌な仕事か、全て把握出来ているはず。その仕事を乗務員にやってもらわなければならない。これはかなりのストレスを感じると思います。
荷主との交渉
別の問題もあります。
例えば、荷主からもらった仕事で待機が発生したとしましょう。乗務員の立場であれば、次の積み地まで高速で行かないと間に合わないから高速乗るからね、とかその日の運行をどうしたらいいかという立場で考えて行動していましたよね。しかし、配車係になるとそれ以上に運賃交渉まで行わねばなりません。
「待機が発生して次の運行が間に合わないので高速代ください」
正当な請求ではありますが、荷主に運賃外でお金を請求するのって慣れてないと勇気がいるんですよね。あらかじめそういう契約になっていればいいのですが、待機料とか高速代ってその場その場での交渉になることが多いので言い値が大半です。高速代は実費だとしても、待機料っていくら請求できるのか?なかなか判断が難しいのではないでしょうか。
協力会社との交渉
自車の場合なら、どっかで辻褄を合わせることもできますが、仮に仕事を協力会社にお願いして待機が発生した場合、今度は協力会社から待機料の交渉が始まります。
- 協力会社から待機料を言われる
- 荷主に待機料を請求する
- 荷主から貰えた待機料を協力会社に支払う
という板挟み状態になるわけですね。正直、こんなん最初は恐怖でしかないと思います。仮に荷主から待機料がもらえなかった場合、もしくは貰えても協力会社の請求額に届かない場合、赤切って支払う必要も出てくるわけですから。
手広く配車を手掛けてる会社の配車マンは大変ですよね。逆に、自車だけしか動かしてなければ、この辺のストレスはないので、まだ気は楽かもしれません。
配車担当を希望するなら抱え込まないこと
止むに止まれず配車係になってしまった場合は、いい意味で適当に仕事をして抱え込まないことが大事です。もちろん、配車係の売り上げが会社の存続に直結しますので、ずっと適当なままではまずいですが、正常化するまではある程度仕方ないでしょう。乗務員を配車係に昇格してしまう会社の都合もあるでしょうからね。
私個人的な考えとしては、配車マンは乗務員とは別に雇って仲間関係からは外しておく方がいいと思ってます。配車係は別の業界出身でもいいです。同じ物流という業種ですが、乗務員と配車って仕事内容が全くの別物ですから業界に縛られる必要はないんですよね。もちろん物流の知識はあるに越した事ないですが…。
人間関係に疲れて一人になりたいからと乗務員になったという人も多いはず。なのに、配車係になったらまた人間関係で疲れる羽目になります。どうしようもなく配車係にならされてしまう場合以外は、乗務員は配車係にならない方がいいんじゃないかなーと個人的には思います。
新人配車マンが変わった話
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
協力会社で昔やりとしていた会社があるんですが、仲の良かった配車マンが辞めてからぱったりと付き合いがなくなってしまいまして。
その後、新人らしき人が入っては電話をかけてきて、しばらくして辞めていき、また新人が入っては電話をかけてきて辞めるというのが続いていたんですよね。というのも、新しく入る人入る人、みんな同じように個性がない会話をしてくるようになってしまったので、面白味がなくなってしまったんですよ。
そしたらまた2、3ヶ月前にまた新しい人が入ったみたいで、弊社に電話をかけてくるようになりました。これがまた酷いのなんの。そんなんで仕事取れないでしょ?という対応だったんですよね。

取扱の教育をしてもらえない新人さん
彼女との会話を再現するとこんな感じ。
「もしもし、○○物流のAと申します。配車担当車の方いらっしゃいますか?」
「はい、どうぞー」
「お忙しいところ申し訳ありません。何かお荷物情報ありませんか?」
「暇だから無いですねー」
「そうですかー、なにかありましたらまたよろしくお願いします」
電話の内容としては1分無いですね。こんな電話が毎日続いていました。
仮にこれで荷物を取れてるんだとしたらちょっとビックリなんですが、何がダメか配車をやっている方ならもちろんわかりますよね。
決まったところに電話をかけているとは言え、配車で仕事を取るというのは自分を売ることです。私はこの電話で彼女の名前を覚えることはなかったですし、彼女も私の名前を覚える気がないという印象を与えてしまっていますよね。
これじゃ仕事も取れないし、配車の楽しみを知る前にやめちゃうんだろうなーと思ってました。
電話の対応が急に変わった瞬間
びっくりしたのが今日のこと。いつものように彼女から電話が。
「○○物流のAと申します。たろーさんいらっしゃいますか?」
(あれー?初めて俺の名前を出してきたぞ)
「私ですよ」
「たろーさんお世話になっております。明日以降、何かお荷物とかお車情報ございますか?」
「荷物はないけど車はいっぱい空いてるよ」
「あ、そうなんですね。では、お荷物情報を聞いたら連絡いたしますね!ちなみにどんな車種が空いてるんですか?」
「俺の手持ちは10t車ばっかりなんで、地場の10t荷物があればなんでもできますよー」
「わかりました、情報を聞いたらお流しします」
「バラはできる車両が限られてるんで、PLの荷物があったらよろしくね」
「わかりました。聞いてきます!」
私は耳を疑いましたよw
昨日まで同じ文言を繰り返す新人だったのに、今日になったら人が変わったように配車マンらしい会話をしだしたんですもんね。
いったい彼女に何があったのでしょうか?会社から指導があったのか、周りの配車マンに教えてもらったのか。いずれにせよ、相手の名前でターゲットをきちんと把握し、協力会社の車両情報を収集、次につなげる会話を行った、という点では格段のレベルアップをしたと言わざるを得ませんね。
少なくとも、会話はできるようになったので、タイミングが合えば仕事を振ったり振られたりできそうだなと思いました。
相手の情報を収集しよう
今はめっちゃ暇な時期なので、配車マンもぶっちゃけ時間を持て余してることが多いです。無駄なお喋りを嫌う人もいますが、今の時期だと暇すぎて会話につきあってくれる配車マンも多いでしょう。
こういう時に情報収集をするのはお勧めです。
- 相手の名前をちゃんと覚える
- どんな荷物が欲しいのか、どんな車両を運用しているのか把握する
電話するからにはこれくらいの情報を取りたいもんですね。
相手の趣味までわかればグッと距離が縮まるので、雑談が出来るなら興味のあることを聞き出すのもいいんじゃないでしょうか。私の上司が昔やってたのは、電話は3分以内で切るのを目標にしていたといっていましたが、その際にまずは相手の趣味などの話をして相手の心を掴み、荷物あったら頂戴、車あったら貸して、で会話を締めていたと言っていました。
私もこれには賛成だなーと思っている口なので、参考にしてみると良いかもしれませんね。
ちなみに、私語厳禁の会社もあるのでそこは気をつけた方がいいかもしれません(笑)
個人的には、私語厳禁の会社が儲かるとは思いませんけど…。
マスクの着用は必要?コロナ禍でのお仕事
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
先日、私のところに納品先からクレームが届きました。
「お宅の乗務員がマスクしないで納品に来たんだよ。うちに来る時はちゃんとマスクしてもらえる?」
コロナ禍になって民間でもよく聞くクレームですが、仕事上の付き合いがある対会社であれば、さらにその要求は強いものとなります。我々からすれば納品先はお客様ですから、彼らの要求は正当性があれば必ず飲まなければならない、いわゆる軒先条件なんですよね。

マスクが必要だと主張する理由
納品先からの主張はこうです。
- コロナが罹患者が倉庫で出てしまえば消毒のため2日間の営業停止をしなければならない
- 事務所は密閉状態であり、マスクをしない状態だと飛散したウイルスが蔓延する可能性がある
こんな感じです。
コロナが収束していない今の状況では致し方ないことなのかもしれません。これが、民間の出来事だとすれば、マスクをするしないは個人の判断に委ねられるわけですが、我々が仕事してやっているのは対会社や対個人ですからね。このクレームに関しては正当性はあるかと思います。
誘導時にマスクをするように言うべきか?
さて、ここで問題になるのが乗務員を誘導する際にこのことを伝えるべきかどうかという点。
私個人の考えとしては、こんな状況なのでマスクをするのは当然であり、納品時にはマスクするのは当たり前だろうと思ってます。しかし、実際にマスクをしていないというクレームが届くと言うことは、乗務員の中にはそう思ってない人が何人もいるということですよね。
手配している車が全て自社であれば、会社の規則でマスクの着用が義務付けられてたりがわかります。しかし、傭車の場合はそうはいきません。特に長距離の車は色々な会社が間に入ることが多いので、一つの会社にマスクの着用してくれと頼んだとしても、乗務員に伝わるかどうかは微妙なところ。
結局のところ、人の良心を信用するではなく、きちんと誘導時に伝えないとダメということでしょうね。
クレームを未然に防ぐためにマスクをつけよう
要するに何が言いたいかと言うと、仕事中はマスクをつけましょうねということです。クレームというのは言われてしまうと改善するまで労力がかかるので、事務所としては結構めんどくさいんですよ。
なので、できれば防げるクレームは未然に防いでおきたいと言うのが本音。
なぜマスクが必要なのか?という議論はここでは意味がありません。そういう議論は、会社を出た後に個人的にやってもらうとして、仕事中は公人として振る舞った方が無難です。
めんどくさいですが、マスクは必ず着用して仕事に臨んで欲しいですよね。
同様のクレームは山ほどある
マスクに関しては最近のクレームではありますが、実際こういう細かいクレームは結構あります。
- 駐車場の枠に止めない乗務員がいる。どうにかしろ
- トイレを勝手に使用していく奴がいる。一声かけさせろ
- アイドリングをずっとかけっぱなし。止めろ
- 手をポケットに突っ込んだまま歩いている。偉そう
- 愛想がない
ただ荷物を運ぶだけ。そう思ってる方も多いと思いますが、仕事をしてみると結構気にすることが多いんです。それは物流業が対人で行っている仕事だからです。
Twitterを見ていても、結構この手のクレームを言われた報告が散見されますもんね。情報収集の意味でも、Twitterを覗くのは勉強になると思います。
仕事が減っている運送会社も多いと思いますが、こういうちょっとしたことで荷主から減点を食らって取引停止になっている場合もあります。今一度、配車・乗務員一丸となってクレームに対して向き合うのも必要なのかもしれませんね。
注意!SNSの運用について
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
みなさんの会社は社員のSNSの管理ってされてるでしょうか?ある程度の規模の会社であれば、仕事中のSNSの利用を禁止していたり、コンプライアンス学習会などでリスクについて話をされているかと思います。
弊社も一応SNS禁止です。なので、私もTwitterで情報発信しているのは結構ビクビクなんですけど(笑)
ではなぜ、SNSの運用に注意をしなければならないのか?今回はこれについて解説していきたいと思います。

SNSって何?
ブログを読んでいるような人種には説明不要かと思いますが一応説明です。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service, SNS)とは、Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ソーシャル・ネットワーキング・サービス
Wikipediaさんはやはりこういう時に優秀ですよね。簡潔に一発で説明をしていただけます。日本で有名なサービスといえば、twitterやinstagram、Facebookにyoutubeなんかが主なSNSの代表でしょうか。昔はmixiってのが隆盛を誇ってましたが、今やゲーム会社になってしまいました。
このSNSの発達により、人と人とが密接に繋がるようになり、会ってないのにその人が何をしているかがわかってしまうような社会になってしまいました。これは便利な反面、怖い面もありまして、要するにいつでもどこでも誰かに見られている、という監視社会に突入してしまったという見方もできるわけですね。
SNSで炎上
一番怖いのが炎上です。炎上とは読んで字の如く、燃え上がるということ。SNSにあげた情報が色々な人の手によって拡散することにより、本来フォローされてなかった人の目にも触れることにより、さらに拡散し…という放射線状に広がっていく様を炎上と表現したわけです。うまいこといいますよね。
で、これが例えば行方不明の子供を探してくれ、なんていう話で拡散につぐ拡散で炎上し、その子供が見つかった、とかいうなら美談になりますが、コンビニのおでんを金払わずに食べてみたっていう話であれば罵倒に次ぐ罵倒ですぐに糾弾される事態に陥ることになるわけです。
もし仮にこれが乗務員のSNSで起こったらどうでしょうか?
前の車がチンタラ走ってるので煽ってやったワロタ。みたいな動画をSNSにアップして、炎上してしまった場合、瞬く間にその人のSNSから会社が特定され、クレームの嵐になるわけですね。さらには、その会社が入っている荷主企業にまでクレームが届き、仕事がなくなるみたいな。
今のSNSというのにはそれくらいの恐ろしい力があるという話です。
実際にこんな話もありますし、私も他人事ではありません。
仕事中のツイートは慎重に
私もTwitterで物流関係の色々な方をフォローしていますので、暇な時にバーっと見ているのですが、最近で言えば某飲料メーカーの荷物を晒して文句を言っている乗務員さんを確認出来ました。
また、運転中だよな?と思うような写真や動画も散見されますし、実況ツイートをしている人も中にはいます。この辺は一歩間違うと法を犯している部分もあるので非常に危ういんじゃないかと個人的には思ってます。いつそれが火種になってもおかしくない。
特に、今は物量も減少していて運送会社を切る手段を探している荷主だって中にはいるはず。荷主にわざわざ切られる情報を提供するのは、会社の首を閉めることにもつながりますし、ひいては自分の身も危うくなります。
最近トラックYoutuberも増えてますが、あれも個人的にはどうなのかな?と私は思ってますけど…。
企業PRには適切な運用を
最近は会社として公式SNSを解説しているところも多くなってきました。適切に運用されたSNSであれば、炎上の心配もないので大いに活用するべきだと思います。ただ、やはり個人として運用しているSNSに、会社の情報を書き込むのは危険が大きすぎます。
特に写真の扱いには注意をしなければなりません。フォロワーを増やすため?サービス精神?会社を犠牲にしてまで行うことではありませんよね。
SNSにあげるわけではなく、会社の安全会議の資料に使おうと写真を撮っていたら処罰を受けた、という話すら聞いたことがあります。積み地の中は機密情報だってあるでしょうし、それだけ企業も情報漏洩に慎重になっているということです。
適切なSNSの運用って本当に難しいです。当たり障りのないことを発信しても話題を集めることは出来ませんしね。目に止まらなければ情報を発信してないのと一緒ですから、歯痒い部分ではありますが…。
最後に
最後に私がTwitterをする上で心がけていることです。
- 社名は言わない
- 仕事に関する写真はあげない
- 仕事中はツイートしない(休み時間は除く)
- 固有名詞は呟かない
- 事故や事件をその日に呟かない
どれもこれも、特定を避ける行為です。もちろん、徹底出来てない部分も多少ありますが、とりあえずこれだけ気にしておけば特定されませんし、仮に会社にバレても会社の不利益なことをしているわけではないので処罰の対象にはならないでしょう。
これで、SNSを使って個人的に運送の仕事を受けてたら問題でしょうけどねぇ…。
みなさんも節度を守ってSNSの利用を楽しみましょうね。
パレット紛失問題ってどうやって解決するの?
パレットどこいった?
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
倉庫運営をしていると、切っても切れない関係なのがパレット紛失問題だと思います。私が携わってきた業務は食品や飲料が多かったので、それ以外の荷主に関してはあまり知らないのですが、それでも取扱の仕事をしているとパレット配送が結構あるので、どこの業界でも導入しているんだと思います。
で、このパレットですが、結構無くなるんですよ…。

高額弁済が待っているパレットの紛失
パレットを紛失すると会社として大きな痛手となるのですが、とりあえず先にパレットについての説明をしてみましょう。
パレット運用の種類
そもそも、パレットの運用の仕方ってどうなっているのか?というのが倉庫を知らない人からすると頭を捻ると思うので簡単に解説します。
おおまかに言うとパレットというのは二種類ありまして、
・自社パレット(買取)
・他社パレット(レンタル)
と分けられるかと思います。
自社パレットに関して言えば、運用としては自社の倉庫や工場内での移動に使われることが多いです。というのも、この自社パレットを納品先の問屋やセンターなどに持って行ってしまうと、そのまま受け取られてしまい紛失するという可能性も無きにしも非ずだからです。
また、回収するにしても、パレットで積んで行ったのにわざわざ相手の倉庫でバラ下ろしをして持って行ったパレットを回収せねばならず、乗務員の負担になりますので回収不要な自社内での運用に使うのが適切な運用法と言えるでしょう。
逆に、他社パレット、いわゆるレンタルパレットですが、こちらは在庫の付け替えというのが契約している倉庫同士だと可能です。例えば、たろー倉庫からじろー物流の倉庫に納品に行った場合、最初の所有権はたろー倉庫にありますが、商品と一緒にパレットも納品しじろー物流が伝票を受け取った段階で、パレットの所有権がじろー物流に移行するわけです。
この所有権の付け替えによって、パレットを効率よく納品に使えるようになるということなんですね。ざっくりとですが、大まかにはそういうことです。
なぜ紛失するのか?
上記の説明を読むと、自社パレットならともかく、じゃあなぜレンタルパレットが紛失するのか?という疑問が湧くかと思います。ここには、めんどくさい事情があるんですね…。
ケース1:数え間違えてる
身も蓋もない言い方ですが、そもそもパレット枚数を数え間違えているパターンが考えられます。正直、レンタルパレットがいくらかかるか?というのを把握している乗務員や倉庫作業員ってあんまりいないんですよね。もちろん、積んだパレットの枚数を数えるというのは基本業務に入っていることではありますが、割と適当に数える人も多いです。
特に乗務員の申告制でやってたりすると、チェックもしませんから言った枚数だけ伝票を発行してしまうことになります。
もちろん、相手があることですから、相手もそれをチェックするとは思います。多い枚数が入庫してしまうと、それだけレンタル料がかかってしまいますからね。ただ、伝票状は10枚なのに、積んできた枚数が12枚だった場合はどうでしょうか?センター側からすれば2枚得することになります。
きちんと申告してくれるセンターならいいのですが、どのセンターもパレットの紛失には頭を悩ませていますので、だいたいはダマで取られてしまうことが多いでしょう。
パレット枚数は必ずダブルチェックで数えるのが基本ですね。
ケース2:当枚交換で運用している
これはルール違反ではありますが、実際には当枚交換や後日回収というセンターも存在します。
基本的にはレンタルパレットは契約している会社にしか置いてはいけないルールです。しかし、例えばお店に直接納品する場合、センターではないのでパレットの運用はしておらず、パレット会社と契約を結んでいない得意先というのもあるんですね。
もし仮にこういうところに納品に行くとなると、本来はパレットでは降ろせませんから、お店でバラ下ろしになります。しかし、バラ降ろしをしなくていい代わりに、一度パレットで荷受けをして、前回置いていったパレットを渡す、みたいな運用をしている所も結構あったりするんですよ。
この場合、永遠に当日分が未回収になりますので、会社の資産的にはマイナスしていることになります。また、なんらかの事情により、そのパレットをお店側が紛失してしまった場合、伝票を切っていないので運送会社側が負担することになってしまいますよね。
パレットの紛失で一番多いのはこのケースだと私は思ってます。所有権を行ったり来たりできるのはいいことなんですが、そのルールに当てはまらない会社があった場合、破綻してしまう運用方法だと言えるでしょう。
これは物を売るメーカーも考えなければならない話ですので割と根深い問題です。うちと商売したいなら、レンタルパレット契約してくださいね、くらい言える強いメーカーならいいんですけどねぇ。
ケース3:盗難
大変直接的ではありますが、パレットの盗難って結構多いんですよ。特に商品としてみてないセンターなどは、倉庫の外にパレットを山積みにしておいておいたりしてるので、狙われやすいです。
しかも、この盗難というのは闇夜に紛れてというよりは、納品に行ったときにやってる運送会社もいるので始末に悪いです。例えば当枚交換で運用している倉庫で、納品が終わった後に、
「パレット裏にあるから10枚積んで持ってって」
みたいな誘導のされ方をすると、11枚積んじゃうとかですね。1、2枚なら仮に見つかっても、数え間違えて積んじゃったという言い訳も通りやすいし、根こそぎ持ってくようなことをしなければほぼバレません。
毎日1枚多く持って行ったとしても、一月で20枚〜30枚にはなりますからね。それが一年続いたらと思うと…。ゾッとしますね。
ケース4:伝票の紛失
これまたよくあるのが、もらってきた伝票を紛失してしまうケース。
パレット契約しているセンターであっても、伝票がなければパレットの付け替えをすることは出来ません。仮に大型で納品に行っていた場合、20枚近くを紛失扱いにしなければならないケースも出てきてしまいます。
伝票だけは無くしてはいけませんね。これはパレットに限らずですが…。
紛失したら弁済が待っている
レンタルパレットは文字通りレンタルなので、現物がなくなった場合は弁済しなければなりません。レンタル料も払っていて弁済もしなければならないなんて踏んだり蹴ったりですよね。しかし、それだけパレットの問題というのはシビアでもあります。
乗務員にバラ積みバラ降ろしをさせないためにパレットを活用しなければなりませんが、その活用するにあたってパレットを管理する人を多数用意せねばならず、体力のない会社はなかなか厳しいでしょう。かと言って、パレットを活用しなければ物を運ぶトラックも集められません。
レンタルパレットの会社は損をしないシステムを社会にうまく構築しましたが、パレット紛失問題についてはまだまだ発展途上と言えますね。ここをうまく解決できれば、もっとパレットが普及するかもしれません。レンタルパレット屋も、パレットを紛失して弁済という流れは好ましいとは思っていないでしょうから。
システム屋さんからすれば、チャンスとも言えませんかね?
パレット紛失問題は解決できるのか?
私はパレット屋ではないので、内部でどのような手を考えているかはわかりません。タグをつけてかんりするとか、色々表に出てきている情報はありますが、まだその精度もイマイチのようです。
当枚交換の会社に持って行って紛失というのは、レンタルパレット会社からすれば知ったこっちゃない、と言えなくもないですけど、そんな問題も解決できれば業界二位、三位の会社が業界一位になる可能性だってあるんで、ビジネスチャンスでもありますよねぇ。
ひとつ頭のいい方々に知恵を絞ってもらって、うまいこと解決していただきたいなーと一配車マンとして思っております。
組織にスーパースターは必要か?配車について考える
配車マンの存在が売上を左右する
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
配車マンの中にはめちゃくちゃ有能で、その人がいるおかげで会社の仕組みが成り立っているということがあります。果たしてこれはいいことなのでしょうか?

スーパースターは必要である
結論から言うと、スーパースターは必要だと思います。もちろん誰でも彼でもスーパースター、超有能な配車マンになれるわけではありませんが、運送会社の売り上げの大部分は配車係にかかっています。
これはもう、依存というかはっきり言えば配車係がいなければビジネスモデルとして成り立たないわけで、であれば超優秀な配車マンが運送会社の売上や粗利、ひいては会社経営そのものも委ねざるをえないわけですよね。
ならば経営者としては超優秀な配車マンを育てるもしくは引き抜くことが命題になります。
配車マンが変わったら売上が1/2
私の昔付き合ってた会社で、先行きに絶望し自分の会社を売ってしまい、会社経営から撤退した社長がいました。その会社の配車マンは、スーパースター配車マンとまではいきませんでしたが、それでもそれなりの信頼を周りから得ていたし、自車を動かすだけだったら仕事には困らないタイプ。
しかし、その身売りとともにその配車マンも会社を辞めてしまい、結果的にその会社の売り上げは1/2になってしまったそうです。
このことからもわかるように、配車の仕事というのはかなりその人に依存すると言うことです。
私も長年付き合いのあった配車マンが辞めてしまった場合、その会社とそのまま付き合うかどうかは後任の人によって考えてしまいますからね。
配車マンを変えたら売上倍増?
他にも、新しい配車マンになって急に仕事が回ってくるようになったという会社もたまに聞きます。基本的にめちゃくちゃ有能な配車マンはあまり自分の会社を辞めないので(辞めるのは心を壊す配車マンばかりなり…)、スーパースターが転籍することはあまりないのですが…。
それでも運送以外のことに手を出して会社が倒産してしまい、超出来る配車マンが転職市場に出てきたなんてことはよく聞く話です。皆さん結構目敏いので、そう言う人にはかなりの会社からオファーが来るみたいですけど笑
問題起こして転職したわけではないので、こういうパターンだと引き抜いた会社は売上が増えることが多いようです。仕事は配車マンについてきますからねぇ。
大企業は仕組みが必要
ただし、扱うトラックの台数が多い大企業はなかなかこうはいかないかもしれません。それこそ、誰が休んでも変わりができるような仕組みを作ってかないと、配車係が休んだときに大変なことになりますからね。特に傭車もたくさん使っているような会社ならなおさらです。
もちろん、売上を爆発的に増やすと言う意味では、大企業でもスーパースター配車マンは活躍できるでしょうし、売上もめちゃくちゃあげるでしょう。
しかし、大企業からしたら一人の人間が上げる売り上げの増減なんて誤差の範囲です。それよりも休まずコツコツと穴を開けずに仕事をしてくれる配車マンを配置した方が、安心して会社を経営出来るわけですね。
いわゆる会社の駒というやつです…。
目指せスーパー配車マン!
というわけで、9割が中小企業で成り立っている物流業界は配車マンがスターになりやすい環境とも言えます。スーパースター配車マンを皆さんも目指してみませんか?
ちなみに、私はスーパースターになれるほどの力量がなかったので、のらりくらりと仕事をしています(笑)
値下げのチャンス?運送会社を裏切るな
契約解除される運送会社たち

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
新型コロナウイルスの影響がまだ尾を引いている昨今ですが、ここぞとばかりに値下げ交渉や車輌の打ち切りをしてくる荷主もいるのではないでしょうか?
私が聞いた話でも、運賃の安い業者に鞍替えされて定期荷物が無くなった、というのが何軒かありました。ちなみに私も来月から定期で入っていた仕事を1本切られてしまいました…。
仕事がないからしょうがない?
物流企業も会社ですので、利益をあげなければなりません。そうすると、必然的に売り上げが少なくなってくると原価を抑えるために傭車をお断りしなければならなくなることもあるでしょう。
新型コロナウイルスは、そういったお断りするのにかなり大きい理由づけになりますよね。断る側からしても、コロナの影響が酷すぎてどうにもならない、申し訳ないけど今月いっぱいで撤退でお願いします、というのは言いやすい。
しかしですね、本当にそれでいいのでしょうか?
繁忙期に助けた恩は忘れない
物流企業も会社であるならば、運送会社ももちろん会社です。仕事がなければ売り上げが上がらず、最終的には倒産することになる可能性だってあります。コロナのせいだからというのは理解できますが、だからと言ってはいわかりましたと納得できる話でもありませんよね。
特に繁忙期の忙しいときに荷主の要請で頑張ってトラックを入れていた会社からすれば、閑散期になったらこの仕打ちかよと怒りに震えるのは間違いないはず。そうなったら、次の繁忙期が来たときに助けてくれなくなってしまいます。
さきを見据えるならば、一時の痛みはお互いに堪えて、来る繁忙期に備えるために少しでも絆を残しておきたいなぁと、1配車マンとしては思っています。
運送会社側に問題はないの?
しかし、ここで一つ疑問があります。切られる運送会社側に問題が無いと言い切れるのか?ということです。
私も運送会社に助けていただいて仕事をしているのですが、通常時期はどうしても大人の事情で契約を切ることができない運送会社もいます。そういう会社に限って、文句が多かったりとか、お金に煩かったりするんですよね。
要するに、厄介者という感じです(自分たちは気づいてないことが多いでしょうが)。
そんなときに、こういう未曾有の危機は契約を解除するうってつけのタイミングと言えるわけです、残念ながら。
あなたの会社は心当たりありませんか?
助けてもらった恩は忘れてはいけない
とはいうものの、荷主側の物流企業というのは運送会社に助けてもらって仕事をしているのも事実。運賃払って仕事をしてもらっている、運賃をもらって仕事をしている、という点では本来は対等な関係のはず。
どうしても仕事をお願いする側の方がパワーバランス的には強くなりがちですが、少なくとも現場レベルではお互い様という感覚は持っていた方が、後々の仕事をする場面では自分のためになることは間違いありません。
配車は義理人情の世界です。不義理をすることだけはやめましょう。