物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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繁忙期で周りにトラックがいない!?そんな時にはどうするの?

配車担当のたろーです!今日はやらなきゃいけない仕事、だけど車がいない!?そんなときにどうするか、というお話。

 

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繁忙期の車両確保はどうする?

運送会社の場合、自社便に全てに荷物がつけば、配車マンとしてのノルマはとりあえず果たしたことになります。全台なにかしらの定期便になっていれば、取扱の仕事で仕事を取って来る必要もありませんし、会社として安定的な収入も入って来るので御の字と言えるでしょう。

 

しかし、物流会社の場合そうはいかないことがあります。物流倉庫で荷主から荷物を預かり、配送まで請け負っている場合ですね。オーダーに対して、遅延なく荷物を届けるのが、物流会社の使命ですから、繁忙期なので車がみつかりませんでした。なんてのは避けなければならないわけです。

 

また、運送会社でも定期案件に入らずフリーで運行を行っている車両がいる場合、必ず受ける取扱の仕事があるはずです。これは閑散期にも仕事をもらうため、繁忙期にも同じ対応をしているというケースですね。この場合、この運行に穴を開けてしまうことで、次の閑散期に仕事を振ってくれなくなってしまう可能性があるため、なんとか受注したいところ。

 

どちらのパターンも、欠車できないことは共通していますね。

 

一昔前であれば、繁忙期は多少の色をつけるから車入れてよ、と運送会社に電話すれば増車できるものでした。しかし今の時代では、お金ではないということを言われることが多くなってきているように思います。

 

早め早めに運送会社に声をかけ、この日は車絶対使うから貸してくれなんて言っても、実際に入って来るかは前日にならなければわからない世の中になってしまいました。運送会社は自社便がほぼ定期荷を持っていますし、そもそも絶対数が少なくなってしまっているので物流会社に増便を出す余力もありません。

 

結局、車が出て来るかどうかはオーダー次第であぶれてしまった他の会社のおこぼれを期待する以外無くなってしまってきている、というのが実情です。残念な話ですが。

 

配車マン同士の日頃の付き合いが大事

 

では、天に運を任せて待つ以外、荷主側の配車マンはすることがないのでしょうか?

 

少なくとも、わたしはそうは思いません。配車マンだって人間です。情もあるでしょうし、それこそ付き合いもあるはずです。

 

前項でも書いてますが、閑散期に荷物を渡す代わりに繁忙期にもちゃんとやってよね、というのは配車マン同士の暗黙の了解になっているはず。荷主側の配車マンは、閑散期であっても繁忙期にやってもらいたい仕事は必ず外に出し、その分で空車になってしまったトラックは、別の荷物を探すのです。

 

そうやって人間関係を構築していけば、繁忙期だってそれなりに対応出来るようになっていくわけですね。なので、荷主側は積極的に取扱の仕事に手を出し、繁忙期対策に努めるべきです。それが、繁忙期に車を集めるための武器になるわけですから。

 

ただ、前述した通り、車自体も少なくなってきている現状では、そういったやりとりもあと1、2年しか持たないように思います。いくら付き合いを大事にして仕事をしていたとしても、物理的に車両がいないので増車できないということが本当にすぐそこにあるような気がしてならないのです。

 

これは、去年よりも今年、今年の年末より期末の集車が思うように進まないというのが私の肌感覚であるからなんです。この先どうやって車両を確保していけばいいのか?難しい問題ですが、考えていかなければならない問題です。

 

まとめ

結局、車がいないときどうするか?と言っても、出来ることは何もない、というのが結論です。早め早めに電話をかけておいて、車を確保するしか方法はありません。現状では。車がいなくて困った!ということがないように、先に先に根回しをしておくしかないのですね。

 

我々配車マンができることは、普段の配車マン同士のやり取りを密にし、なんとかごまかしごまかしその日の配車をこなしていくことしかありません。トラックが足りないという状況は、物流会社だけで解決できる問題ではなくなってきているのですから。

 

次回以降で、トラックがぜんぜんいない問題をもう少し掘り下げていこうかと思います。

 

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